スペースギアの屋根を缶スプレーで塗ってみた

数年前から屋根の一部が傷んで白い部分があるのは認知してましたが今ではその面積が非常に大きくなってきてみっともないので自力で塗ってみることにしました。

屋根の傷みは放置できない

車高の高いスペースギアの屋根って普段見えないので何とも思わないかもしれませんが万が一“錆び”が始まってしまうと取り返しがつきません。私の場合は表面のクリア層がすっかり傷んでしまって白く変色している部分が屋根全体に広がったので自分で塗ってみることにしました。

必要なものは意外に少なかった

今回屋根塗装に使用した材料は作業前に考えていたよりは結果的に少なかったと思います。使ったものは

  • カラー11本
  • クリア11本
  • 振動式サンダー
  • 150番と600番程度のサンドペーパー
  • 電熱器(スプレー缶をお湯で暖めるため)
  • コンパウンド(細目)2本
  • 養生マスカー(2100mm)1個

この程度です。アレコレ色んなことを考えて色んなもん購入しちゃったケド・・・・全く使わなかった・・・・

作業の流れは?

  1. 粗い目のペーパーで残っている古いクリア落とし
  2. 細い目のペーパーで屋根全体に足付け
  3. 一旦水で洗浄
  4. 乾燥後脱脂してマスカーで養生
  5. 軽くドライヤーがけ
  6. カラー吹き付け(3回)
  7. コンパウンドで磨く
  8. ラッカー吹き付け(3回)

こんな流れでした。カラーを塗った後の仕上がりが酷かったものの、その後コンパウンドで磨いたら少しは状態が良くなったのでクリア吹き付け後も磨こうかとも思いましたが1週間ほど時間を置いてからの方がイイという意見もあり後日行うことにしました。

反省点は?

あり過ぎて一言では言えません(^_^.)が先ず

  1. カラーもクリアも足りなかった・・・・・・それぞれ10本程度用意していましたが水平な部分に吹き付けるためスプレー缶の内容量を全て使い切ることはできません。想像よりも多めに用意した方がイイと思いました。・・・・15本・・・・かな
  2. 下地がお粗末過ぎる・・・・・・“塗装は下地が命”と誰かが言ったかどうかはわかりませんが僕の場合は大失敗の域だったと思います。下地作りに丸一日かけるつもりで行うべきでした
  3. そもそもスプレー缶で塗るという施工・・・・・・・“できる人”に言わせるとスプレー缶で塗装するのは“仕上がり”という観点で行けば最も難しい施工だそうです。ヘタでもエアーガンならもうチョイマシになったかも
  4. たった“2日”という強行軍・・・・・・・もっとゆっくり下地を作ってカラーをムラのないように厚めに塗って2日程度置いたらコンパウンドで磨き上げてラッカーをゆっくりと・・・という作業にしたかった!2日間で一気に・・・・という施工では今後塗装がいつまで持つか・・・・不安だ

これからどうするか

クリアまで仕上げてしまったので今更できる事はそう多くはありませんがカラー後コンパウンドで磨いた時に“ダマ”や“ムラ”が多少緩和されたようでしたのでクリア層も一度は磨いてみようと思っています。

晴天の今日高いところから自分の車の屋根を見てみましたが塗った直後の時よりもなぜかだいぶマシに見えました。

塗装が落ち着いてきたのか?はたまた天候による見え方の違いによるものなのか?よくわかりませんが塗った直後の時のガッカリ感は和らぎ少し安堵したような・・・・

でもリアハッチの色と比べるとやはり屋根の方がだいぶ濃いですね。これはまぁ仕方の無いことですが・・・

最近はカー用品店で同色の塗料を作ってくれるようですので“色違い”が気になる方は“ガン”で塗装した方がいいかも。

仕上がりが気になるなら“プロ”か“ガン”を使え

今回自分で実際に塗装作業を行ってみたことで“缶スプレーによる広範囲の塗装は非常に難しい”と感じました。私のように“ダメで元々・・・・”と考えているのならともかく

・・・・失敗はしたくない・・・・

っとお考えならプロに依頼するかエアーガンを使った塗装作業を行うべきでしょう。少なくともスペースギアの屋根をド素人が缶スプレーでキレイに塗装するのは“ほぼ無理”と思いました。

でも屋根以外の部分に関しては、例えばドアとかフェンダー、バンパー、ボンネットなどのように“腕の一振り”で塗れるようなところはスプレー缶でもそこそこキレイに塗装できるかもしれないとも思いましたヨ。

今頃見つけてしまった!

コンプレッサー無しで100Vで“ガン吹き”できるなんて・・・こんなモノあったんですねぇ。

残念、使ってみたかった。こういうのあればカー用品店でペンキとクリアだけもらってできたかも。スペースギアの場合ルーフだけはこういうの使いたいですね。コンプレッサーやドライヤーも要らないのでコストパフォーマンスは最高ですね。