エバポレーター洗浄その後 エアコントラブルなぜ無くならない?

先日エアコンのエバポレーターを洗浄したら“冷え”と“風量”ともにUP!よかった! それともう一つ、“内気循環”の時の“ブォ~ッ”ていう音がかなり小さくなった!という嬉しい変化も。 要はエバポ・・・詰まってたのね。その記事はこちら:エアコンのエバポレーター清掃してみた

エアコンがらみのトラブル多し!ご注意を

これだけ暑くなってくると必ず増えるのが業者とのエアコンがらみのトラブル。

まず最初に言っておきたいのはカーエアコンの修理調整はエンジンや足回りの修理調整とは全く別次元の作業なんだということです。

「ほかの修理はやるけどエアコンだけはやらない」って言う整備工の方も多いんですね。

それなのにカー用品店やGSなどでそう簡単にできるのかな?と個人的には思います。

エアコンの不具合の原因は多岐にわたるのだ

  • ファンベルトの緩み
  • コンプレッサーの異常
  • マグネットスイッチの異常
  • エアフィルターの詰まり
  • ガス不足
  • 圧力・温度センサー異常
  • エキスパンションバルブの消耗・詰まり
  • 電動ファンの異常
  • コンデンサー汚れ
  • エバポレーター汚れ
  • ガス漏れ
  • コントローラーの異常
  • 暖房と冷房の切り替えが上手くいってない

ざっと思い付くだけでもこんなにあるんですね。それなのになんで「ガス入れれば直りますよ~」って言えるんでしょうかね?

ユーザーを騙すのは簡単

カーエアコンのことってほとんどの人は“冷えるのか?冷えないのか?”くらいしか気にしていませんよね?だから騙されるんです。

客:「最近冷えがイマイチなんだけど・・・」

店員:「エアコンガスですよぉ~入れちゃいましょう!」

店員:「あッ!ヤベッ!入れ過ぎたッ!あッ!ヤベッ!エアコン効かねェッ!店長ぉ~~~~大変ですぅ~」

店長:「う~ん、とりあえず客にはコンプレッサーがダメだから交換しなきゃいけないって事にしよう。どうせあいつらド素人だからわかりゃしないって。とりあえずガス抜いてみろ。冷えるようになるかもしれない」

店員:「あッ!店長少し効くようになりましたぁ~」

店長:「ヨシッ!このまま客にクルマ引渡しちまえッ!あッ作業工賃もらうの忘れるなよ」

そうして数日後、ガス入れ過ぎが原因でガス漏れが起き全く冷えなくなりましたとさ。

カーエアコンはカーエアコンのプロに頼む

そもそもカーエアコンの故障って誰に診てもらえばいいのでしょうか?それは・・・・

電装屋

です。実はディーラーにも修理工場にもエアコン診れるヤツって意外にいなくて“~電装”っていう電装屋に外注してること、多いです。

クルマのエアコンのシステムって本当に絶妙なバランスと造りで成り立ってます。特にイマドキのR134aってガスはある一定の量じゃないと、ガス量が多くても少なくても冷え加減が急激に悪くなるそうです。

昔のR12ガスはチョッとでも入っていればそれなりに冷えたんですけどねェ

相手がプロとは言え修理の前に現状確認!

まぁ元々僕も“プロにクルマ壊されてきた”クチなんで、何でもかんでも自分でやるようになっちゃったんですが、エアコンはやっぱりプロに頼みたいと思っています。で、もし僕がエアコン修理を頼むなら

  • ファンベルトの張りは適正か
  • マグネットスイッチは稼動しているか(カチッと音がする)
  • 少しは冷えるのか?全く冷えないのか?
  • 走行中と停車時ではどうか?
  • 電動ファンは回っているか?
  • サイトグラス(気泡の見えるトコ)に気泡は確認できるか?

くらいは自分で確認しておきたいですね。そして修理してくれる方にそういった現状を伝えます。

そうすることで修理屋さんも現状を把握しやすいですし何かあった時も誤魔化すことなく真摯に対応してくれると思います。

エアコントラブルの診断に

“オートプロジェクト京都”macchannさんのサイトが実に秀逸ですのでエアコンの不調に悩んでいるのなら一度は訪れてみた方がいいと思います。エアコンの故障診断

まぁこのサイト見れば「やっぱりプロに頼もう」って思うでしょうね(笑)