4M40-2型はバッテリーが“命”!エンジンの不調を電気が全て解決?

このエンジンは電制化されたことによって全く別のエンジンのように生まれ変わりました。だから

このクルマはディーゼルだけどバッテリーが命!

ガソリン車ならバッテリーの良し悪しでエンジンのコンディションが変わるものですが、後期型4M40エンジンもバッテリーで変わります!燃料の噴射量や各種制御系統が電気で制御されているので当然でしょうね。実際過去に2個付いてるバッテリーの片方のターミナルの接触が悪かった時は「あれッ!?なんか加速がいいぞ?」って感じたり「今日はなんか調調子悪いなぁ~」って思うことが何度もありました。

「ディーゼルエンジンはかかってしまえばこっちのもの」

なんて言われてた時代もありましたが、このクルマからは違いますね。
電制ディーゼルこそバッテリーが命なんです。

寒冷地仕様車は要注意!2個付きバッテリーが1個しか稼いでいない!

寒冷地仕様車は85D26R2個が並列に接続されていますが、時々ターミナルが緩んで、バッテリー1個しか機能していなかった!

ってコトが僕の場合多々ありました。そういう時は決まってこんな症状があります。

  • 加速が今ひとつ
  • 加速時カカカカとかカリカリカリとかノッキング音が聞こえる
  • デジタル時計や気温表示計の表示が変
  • エンジン始動が今ひとつ
  • エンジンを切るとズドドンと止まる
  • 変速ショックがある(少し)
  • ウィンカーをつけるとポジションランプも一緒に明るくなったり暗くなったり
  • パワーウィンドゥの動きがいまひとつ

まぁ普通に「バッテリーの寿命か?」っていう感じの症状も多いんですが、そんな時はボンネットを開けて各ターミナルを軽くひねったり12mmのナットを増し締めしてみてください。もしナットが緩んでいたり簡単に動くターミナルがあればビンゴ!しっかり押し込んで確実に締め付けてください。上記のような症状がケロッとなくなったりしますよ。

強いバッテリーは最高のチューンUP

接触不良を改善して感じたのは加速と電装計の表示ばかりではありません。
エンジン音も静かになります
因果関係は解りませんが、このクルマは燃料の噴射量やら吸入空気量からEGRやらミッションやら・・・・

何でもかんでも電子制御!つまり、電源が弱いと各種制御が上手くいかなくてシリンダー内で正常な燃焼ができなくなっているのではないでしょうか。(変速ショックやノッキング音などの原因)
そうじゃないと説明がつきません。

でもいいバッテリーをしっかり接続してやると気になる症状がキレイに無くなります。
気にしなければ気にならならないレベルなんですが、もし私と同様に気になっているのであれば、各症状に個別に対応するのではなく、先ずはバッテリーとターミナルの接触を確認してみることをおすすめします。

ちなみに接触不良のバッテリーは電力を供給しませんが充電もされませんよ。

電力不足で車検が通らない可能性

まだエンジン不調の原因がわからなかった頃、知人に持ち込み車検(陸運局の車検場に持ち込み)を依頼したところ「排ガスで苦労した・・・・」と言われました。排ガス対策用の燃料添加剤を通常なら1本でOKのところ2本必要だったらしい。

しかしその後“エンジン不調の原因はバッテリーターミナルの接触不良では?”と思いターミナルの交換や接触を確認したりしてエンジンの調子が戻り、その後またまた同じ人に車検をお願いしたところその知人いわく「このクルマって全く排ガス出ないんですねぇ」だと。

添加剤なしでも排ガス検査がラクラクOKだったらしい。

このようなことからも後期4M40はバッテリーやターミナルの接触がエンジンのコンディションに大きく係ってくることがわかります。

接触不良はバッテリー交換後に多い|バッテリー交換後クリップを増し締めすべし!

なぜか新しいバッテリーに交換した時に接触不良が起きやすいようです。接触不良の原因はターミナルクリップの変形だと思います。

バッテリーのターミナルクリップは長い間強く締め付けられたせいで変形しているのではないでしょうか。つまりキレイな円錐ではなく楕円形になってる。

新しいキレイな円錐形のバッテリーターミナルに、変形した車両側のクリップをかぶせても密着しない。しっかり締め付ければその時はいいかもしれませんが、だんだん馴染んでくるとその分またゆるくなる。

バッテリー交換後は時々クリップを増し締めをするか、バッテリーと同時にクリップも新品にした方がいいかもしれませんね。

バッテリーと電源の記事を新たに投稿しました。コチラもご覧ください。