エンジンかからないッ!結局燃料系ゴムホースとホースクリップ交換

「こんな不具合があるんだなぁ~」って感じですね。特にDIYで燃料フィルター交換のためにプライミングポンプを外す向きは注意が必要かもしれませんね。プライミングポンプを外す時はいっそホースも変えた方がイイのかもしれませんね。

エンジンがかからない!

3月初旬出勤のためスペースギアに乗り込みセルスタートしてもエンジンがかかる様子がない。近くの修理工場に修理を依頼し妻の車で出勤した。3日後修理工場から「原因がわからないのでディーラーに出してもいいですか?」と電話がありその後ディーラーから「原因がわからないので噴射ポンプのオーバーホールをやりたいのですがいいですか?」との連絡。ディーラーに愛車を出してから約1ヶ月かかったがスペースギアは帰ってきた。

その後普通にエンジンはかかっていたが、冬も押し迫った半年後にまたまた始動不能に!

「結局直ってなかったのか・・・・(残念」と思い自分で対応することに!

“エア噛み”を疑う

  • クランキングしていてもマフラーからは煙が出ない
  • ECUや電気的部分ははメーカーで点検済み
  • 噴射ポンプはOK
  • プライミングポンプとフィルターも交換済み

ということで犯人は意外に・・・・ホースでは?と考えゴムホースとホースクリップの全交換を決意!

スペースギアは燃料タンクからエンジンルームまで金属ホース(タンクから金属ホースまでの短い区間が一部ゴムホース)でボンネットに来ると

タンクから金属ホース→ゴムホース→フィルター→ゴムホース→金属ホース→ゴムホース→噴射ポンプ→ゴムホース→金属ホース→タンクへ

という具合にボンネット内に燃料系ゴムホースが4箇所使われている。これらゴムホースの交換とねじ式ホースクリップに変更を6箇所(噴射ポンプ側はなぜか最初からねじ式)を行うことにした。

実はもう一本あった!?ゴムホース

インタークーラーやバッテリーとその台座まで取り去れば作業環境はできます。後はやるだけ。

プライミングポンプのホースは1本のゴムホースを自分で切って使うものでしたが噴射ポンプ側の“入り”と“戻り”のホースは具合良く“曲げ”の入った出来合いのホースでした。

噴射ポンプ側は太いハーネスなどが多少邪魔しますが大丈夫です。

画像では見えないんですが作業中噴射ポンプにもう一本赤黒い細めの短いゴムホースが出ていていました。たぶん“戻り”のホースではないかと思うんですが、そうするとポンプには戻りのホースが2本ある?ってコト?

想定外であり買い置きも当然ありませんし今回の不具合とは関係ないことを祈りつつ全ての作業を完了後、プライミングポンプで入念にエア抜きを行い

エア抜き用ボルト(10mm)を締め付けた後も30回くらいしつこくポンプで噴射ポンプに燃料を送りました。更にエンジン始動後も初期設定のためのアイドリング中もプライミングポンプを押してホース内や噴射ポンプ内のエアーを押し出すつもりで押しました。

不具合は無くなった

その後快調なエンジン始動が続きスグに本格的な冬に突入!その年は実に寒い冬で氷点下7℃や8℃は当たり前、チョット冷え込むと-12℃や-15℃なんて日がチョイチョイありましたが

エンジンは元気に始動!

やっぱりエンジンがかからなくなった原因は“エア噛み”だったのでしょう。あれから何年も経過していますが“エンジンがかからない!”などという事件は起きていません。

でもあの時はレッカー代や噴射ポンプのオーバーホール代に工賃などで14万円ほど支払ったと思います。

最初からゴムホースだけ施工していれば数千円・・・・ハハ、まぁしょうがないですよね。

なぜエアを噛む?

まぁゴムって油漬けにしているとドンドン硬化するもんなんですねえ。燃料ホースは一応“耐油ホース”なんですがそれでも硬化しますし経年劣化でも硬化します。

放置しとけばそれでもいいのかもしれませんがその当時燃料フィルターの交換やら何やらで度々プライミングポンプごと何度か外してましたので弾力の無くなったホースの差込口が緩くなっていたんでしょうね。

そこへ気温の低下で燃料が収縮するので燃料系統は負圧になります。すると最も弱い部分から空気を吸い込む。

まぁ“ド素人DIY”の落とし穴・・・・・かな(苦笑