カンカン照りの日中に出かけることになり完全なサウナ状態のスペースギアを冷凍庫にしておこうとエンジンをかけエアコンをONにしてしばらく放置。
「そろそろかな?」
っと絶望的に冷え込んだ車内を期待して入った車内は・・・・
なんだか温暖化のあおりを食ってる?って感じ?(残念)昨日の記事で
「エアコンは電装屋に任せた方がイイですよ」
って言いましたが、エアコンガスのガス不足を疑ったので急遽自分でエアコンガスを補充することにしました(笑:経験者なので)
“ガス不足”の根拠とは
具体的に“ガス不足”を疑わせる状況証拠が無いと作業の“やり損”になってしまうので、ガス不足と思しき証拠を列挙してみました。
- 先日エバポレーターを清掃したばかりだった
- リアエアコンのエバポレーターからは水が滴っているがフロントはほぼ無し
- 電動ファンは両方とも元気に回ってる
- ファンベルトはしっかり締まっててコンプレッサーもしっかり稼動
- アイドリングではイマイチだが走り出すとそれなりに冷える
- 前回のガス補充から4~5年経過している
- サイトグラスは常時泡だらけ
ガス不足を最も匂わせるのはやっぱり・・・・
走り出すと若干冷えてくる
ってトコですかね。“ガス不足”ではないかと思います。今回もゲージマニホールドが無いので、サイトグラスをアテにしてガスを入れることにしました。大丈夫かな・・・・
エア抜きを忘れずに
私が行った手順はこうです。エアコンガスは低圧側から入れるので先ず
- インタークーラーを外す
- エンジンをかける
- エアコンはフロント・リアとも全開
- 注入カプラを低圧側に接続
スペースギアの低圧チャックはバッテリーの下辺りなんですがだいぶ接続しづらい。もしかしたらバッテリーの台座まで外す必要があるかもしれません(個体差有り)
ここで注意すべきは車体側の低圧側にカプラを差し込む前に注入ホース内の空気を追い出すために必ずカプラの根元をモンキーなど使って少し緩めて空気を追い出さなければいけない(これ大事)
また一缶(200g)がスイッと入ってしまったりしないように注入量を調節できるような開閉バルブを使うと尚いいですね。
- ガスを少し入れてサイトグラスの泡の変化を見ます。
R134aガスは一気に入れません。ガスを入れてもサイトグラスに反応が出るのに数秒から数十秒くらいはかかるので、サイトグラスを見ながら数回に分けてゆっくりガスを注入します。
サイトグラスに泡が見えなくなるタイミングが出てきたらそこでガス注入は止めます
サイトグラスの見方がネット上には多数存在しますが私のクルマの場合
泡がブクブク出てくる→泡が消える→泡が出てくる
3~4秒くらいのサイクルの時にガス注入を止めました(早めに止める)サイトグラスから見える泡の状態って連続じゃないし経過した時間によってガス入れた時と見え方が違ったりするんだよねェ。他車だと違うのかなぁ
- 車内の状態を確認しながら作業する
サイトグラスの状態に変化が出てガス注入を止めた後、吹き出し口の冷え加減をチェック!ちゃんと冷えていればもうガスの注入は必要ない!と考えます。
所詮ゲージマニホールド無しのド素人DIYなので、エアコンが今までよりも冷えればOKとします
素人考えで「しっかり入れよう」などと思わない方がいいと思います。
“サイトグラスに変化は出たが車内の冷え加減に変化無し”
と言う場合はガス不足以外の原因(空気の混入など)があると思われるので、いずれにしてもガスの注入作業は終了します。
後日サイトグラスと冷え加減を確認
サイトグラスを見ながら泡だらけの状態のシステムにR134aガスを注入し始め“泡だらけ→泡消える→泡”と3~4秒程度で変化するようになって注入を停止しました。
翌日炎天下に駐車しているスペースギアのエンジンをかけてエアコンを全開にしてしばらく放置。
サイトグラスを見ていると前日とは違い最初は丸で泡だらけでした。しかし時間が経つにつれて泡が消えて数十分後には泡はほぼ見当たらない状態に!
もしかしてちょうど良かった?(嬉)
ちなみにサイトグラスの泡の状態は外気温や車内温度、エンジンルームの温度などの影響によりだいぶ変わるようです。
やっぱりあの時泡がほぼほぼ無くなるまでガスを入れてたらきっと入れ過ぎによる異常圧力でコンプレッサーが止まってたかもしれませんね。(まぁだったらガスを抜けばいいだけのハナシなんですが)
やっぱりガスの注入は“少し入れる→しばらく様子を見る→少し入れる”の繰り返しがいいようです。もしゲージマニホールドがあるなら
低圧側:0.15MPa前後
高圧側:1.5MPa前後
が大体の目安のようです(上記は外気温25℃くらいの場合)
そしてエアコンはシステム全体が安定するのに10~20分程度時間が必要だそうです。つまり・・・
ゲージマニホールドがあったとしても、エアコンガスの補充はやはりゆっくりと時間をかけて行う必要があるようですね。