なぜ今パンク急増?パンクの原因はメーカーのせい?それとも俺のせい?

近年パンクによるJAFの出動回数が4割増しに増えているそうです。その原因と対策に関する事を旧車マニアの管理人なりに考えてみた記事です。

パンクの原因と出動回数は関係あるか?

10年間で激変!!タイヤのパンクなぜ急増??背景にある3つの原因とは

僕のような20年前のクルマと比べるとイマドキの自動車は完全に“次世代のクルマ”になっちゃっています。なのにJAFによるパンクの出動回数が逆に右肩上がりだそうでココ10年で40%近く増えているそうです。

原因は何でしょうねぇ~・・・ん~・・・“車好き”の減少と扁平タイヤの普及とスペアタイヤの撤去ですかねぇ。

扁平タイヤって空気圧下がっててもわかりにくいんですよねぇ

今のクルマはパンクしたらオワリ!

イマドキのクルマってスペアタイヤ積んでないんですよね。簡単なパンク修理キットとミニコンプレッサーが積んであるだけ。あれって普通の人、正しく使えるんでしょうか?一旦使っちゃうとタイヤは完全にダメになっちゃうみたいだし・・・

昔ながらのスペアタイヤ方式の方が普通の人理解しやすくね?

それに今のクルマのタイヤって純正でも最初っからけっこうな低扁平タイヤです。見た目はカッコイイんですが実は空気圧の低下がわかりにくい。

だから空気入ってなくてもそのまま走っちゃう。気付いた時はタイヤがパー!イマドキのクルマはスペアタイヤが無い。だから

・・・JAFを呼ぶ

空気は最初の消耗品

「イマドキのクルマは故障しないから」

って思っているでしょ?確かにデザイン的にはそのまま宇宙へ飛び立てそうです。でも基本構造は50年前とそれほど変ってない。自動車って乗れば乗るほどどこかが劣化してくる。

どこが劣化してくるかはメーカーやクルマによって様々ですが、どのクルマにも合致する最初の消耗品が

・・・空気?

抜けにくい構造・・・だが

取扱説明書や色んなサイトを見ても“空気圧は1ヶ月に1回点検しましょう”って書いてあります。でも「そう簡単に空気圧が変るわけないでしょ」ってほとんどの人がノーチェックですよね?

タイヤってゴムの特性や構造を利用して空気が抜けにくい構造ではありますが“絶対に抜けない構造”ではありません。

クルマの重量が2tだとして停止時単純に1輪辺り500kg。走行中ギャップを拾った時や車体が浮いた後着地した時に車重の3倍の負荷がかかったとして1.5tもの負荷がかかるのは想像に難くありません。角の鋭い段差に乗り上げたりもします。そういった使用状況で

ホイールのリムとタイヤが接触しているだけの構造のタイヤ内から空気は絶対に漏れない!と言い切れるでしょうか?

空気は放置してても抜ける

タイヤ交換のシーズンですが一冬放置していたタイヤでさえ空気は抜けているものです。扁平率の高いスペースギアのようなタイヤだと空気圧が下がっていれば装着後タイヤの潰れ加減でスグにわかるんですが、イマドキの低扁平率のタイヤだと

全然わからないかもしれませんね。

そういう意味では20年前のスペースギアに乗っている僕よりも、最新のクルマに乗っている人の方が普段から空気圧を気にした方が“パンク!”っというリスクから逃れられるかもしれません。悲惨ですよ。出先でパンクなんて。先ず

停めるところが無い

パンクに気付いたところが高速道路や大きな幹線道路の交差点など停車したらかなりひんしゅくをかうような場所だったら?大体不幸は最もキツいところで訪れます。

パンクって気付いた時にスグ修理すれば引き続きタイヤを使用できるんですが、パンクしたまま走行を続けるとタイヤは完全にオワリます。で、次の不幸は

その日は雨だった

ずぶ濡れで作業・・・はしたくないですよねぇ。単純にミジメです(笑)

パンク修理¥100!

パンク修理が意外に簡単なのをご存知の方は少ないかもしれませんね。

以前パジェロに乗っていた頃自分でやってみましたがやはり簡単でした。やり方は先ず最初にパンクしたタイヤを外して

  • 刺さってるものを抜き取る
  • 棒ヤスリで穴にヤスリがけ
  • 穴に突っ込むための穴の大きさに見合う何かゴム材を用意する
  • 穴とゴム材両方にゴムのりを塗る
  • 穴に突っ込む(その後できるだけ放置)
  • 突っ込んだゴムの飛び出してる部分を切る
  • 空気を入れる

以上でオワリ。棒ヤスリ持ってたら百均の材料でOK!時間は・・・ん~

それなりにかかるかな。だから帰宅するまでタイヤに刺さってるものを抜かないで、時々空気を入れながら何とか帰宅すべし!(笑)

修理できないパンクもある

道路の接触面に何か刺さったようなパンクなら修理可能ですが、タイヤ側面などの切り裂いたようなタイヤのトラブルは修理不可です。

低扁平率のタイヤで、空気不足のまま、歩道の段差に乗り上げるようなマネは慎んだ方がいいでしょう。

普段の空気圧チェックが災いを遠ざける

普段ないがしろにされがちな空気圧チェックですが低扁平率のタイヤほど、イマドキのクルマほど空気圧が低いとパンクになる確率が上がります。

以前から僕は「スペースギアほど空気圧の大切な車は無いなぁ~」って思っていました。が、もしかしたらいまどきの低扁平率のタイヤを履いたクルマの方が・・・大事かもね。

ちなみに普段から空気圧をチェックしていると「あれッ?!」っていう気付きがあったりして酷い目に遭う前に対策できたりしますよ(何度も体験済み)

フロアージャッキは3t

パンクもそうですがちょうど今はタイヤ交換のシーズン。この前の秋もそうでしたが「フロアージャッキ持っててよかったなぁ~」ってしみじみ思いました。

あの車載ジャッキってイマイチ怖いんですよね。倒れそうで。

パンタジャッキはニョウボの軽自動車のタイヤ交換でさえ汗だくになりますし、自動車のタイヤ交換はスペースギアだろうと軽自動車だろうと絶対にフロアージャッキがイイです。

で、注意したいのは3tじゃないとダメってコト。

以前2tのフロアージャッキ買ったんですがスグ壊れました。「オレだけ?」って思ってたらみんな同じように思ってたみたいでした。

でも不思議と3トン買った人は長持ちしてます。こんなにハッキリと“壊れる”“壊れない”に別れるツールも珍しいんで、これから購入を考えている方は値段に関係なく“3t”を選びましょう。