三菱自の”燃費偽装事件”で思うこと

今となってはどうしようもないくらい不人気の三菱自動車ですが他車がそれほど優れているとも思えないのでホンの少し三菱を擁護してみました^^;

隠蔽体質の三菱

”不具合を知っているのに知らない振りをする三菱”

imageこの辺は昔からそうでしたね。三菱ユーザーの私でさえもそう感じているんですからね。 平成13年ごろに大規模なリコール隠し発覚しましたがそれ以前の平成5~6年ごろから発売開始されて爆発的に売れたパジェロやスペースギアの4M40ディーゼルがエンストしたり朝エンジン始動できなかったりといった深刻なトラブルでさえも放置していたんですから。

ちなみに平成11年式スペースギア4M40エンジンのグロープラグを三菱純正部品のお店で購入すると未だに”1~2年しかもたないプラグ”を1本¥5,000くらいで売りつけられます。

グロープラグ1本とってもあの頃の不真面目な体質のまま現在に至っていることがよくわかります。

燃費で車を選ぶ人ばかりではない

image1車を購入する人の中で”カタログデータの最も優れている車”を選ぶ人ってそんなにいるんでしょうか?僕の周りにはあまりいないんですけどね。そもそも実走行でカタログデータなんて出るわけ無いんですから。

燃費よりもどちらかと言うと”自分の生活スタイルに応じた車を選ぶ方が多いと感じます。例えば

  • 結婚して子供ができたのでミニバン
  • 子供が独立したので落ち着いたクルマ又はスポーツカー
  • 免許取りたてで給料も安いから軽自動車
  • 雪国に住んでいるのでクロカンSUV
  • アソビと仕事両方で使いたいから1box

そんな中で”見た目””実用性””維持費””評判”などを考慮してメーカーや車種を選ぶと思います。そうして選んだ車のカタログデータの燃費が最高である場合がどれほど多いと言うのでしょうか?

たとえ他社と比べて見劣りする燃費だったとしても自分の趣味にかない安心して乗れる車だったらユーザーは購入すると思います。

誰も三菱の車を選ばないのは”安心して乗れない”からではないでしょうか。

できなきゃクビ!?

少し前にRVRの開発に失敗した責任者がクビになったというニュースがありました。

参考サイト:ビジネスジャーナル

image2メーカーで新しいモノを作る作業は一見楽しそうでもありますが現実は納期と目標に追われて仕事に忙殺されてしまうようです。一会社員でありながらプロジェクトに失敗したら”切腹”!そんな社風だから燃費目標を納期までに達成できそうにない時に正直に申告できなくてデータを改ざんしちゃうんでしょうねぇ~かわいそうに。

そもそも三菱自動車ってところは忘れた頃にモデルチェンジするメーカーなんだから納期まで間に合わなかったらもうチョイがんばってもらうか目標達成できないエンジン載せればいいんじゃないの?(笑)

他社みたいに3年も経てばモデルチェンジするようなら重罪かもしれないけど三菱自動車に限って「そんなに大変な事なんですか?」って感があります。

圧倒的なエコカーほど罪深くね?

”日本自動車工業会”には「実走行でカタログ燃費がどうしても出ないッ!」っという苦情が非常にたくさん寄せられるそうです。

image3カタログデータに対する実燃費の割合はリッター20km以上の自動車で約7割、リッター30km以上の車だと6割まで落ちるそうです。燃費が落ちる原因は加速や減速の仕方やエアコン、オーディオの使用にヘッドライト、速度超過など。メーカーでテストする時は一般道では決して行うことないような操作で運転するので驚くような燃費データを叩き出す事ができるのでしょうね。

ちなみに同僚が乗っている2代目プリウスNHW20の実燃費は20km/ℓチョイ。三菱の社長が乗るアウトランダーPHEVは100km/ℓ超だそうです(通勤距離が1日60km以内だとほぼモーターのみで駆動可能)

現行D5ディーゼルのカタログ燃費は13.6km/ℓで実燃費が12~13km/ℓ。マツダのCX-5がカタログ18.6km/ℓで実燃費は13~17km/ℓだそうです。カタログ燃費が低いほど実燃費との乖離が少ないようです。

ニッサンにハメられた!?

今回の事件は三菱単独販売なら起きなかったかもしれません。なぜなら自社単独なら”目標の燃費性能を達成できなかったら達成できなかったエンジンをそのまま載せればいいから”

image4でも今回は相手ありきの新車開発でした。で、ニッサンとしては高レベルのエコカー減税を適用してもらうために製造する三菱に

「いっぱい売りますから燃費は~km/ℓで頼みます」

って言われたんじゃないかなぁ。三菱の社長は否定しているけど。

ニッサンにしてみれば要求した燃費を見事達成してくれれば好し。達成できなければ日産に有利な条文を契約書に入れておけばまた好し。

最悪国交省への届出燃費を改ざんされてもリコールによる顧客への対応と損害賠償やエコカー減税の差額分を国庫に返上するのもぜ~んぶ三菱!。

前回ekワゴンをニッサンがオッティとして販売する時はすでにekワゴンの好調な販売実績がありましたのでニッサンはただ売るだけでした。しかし今回の共同販売は新車開発からのスタートでしたのでニッサンも色々口出ししてきたと思います。

不祥事が多く販売も低迷している三菱としてはニッサンの要求に耳を貸さないでいられるわけがありませんよね。

しかし今回の燃費偽装を騒ぎ出したのがニッサンとはね。三菱とニッサン以外の人間に改ざんを発見されるよりはマシでしたがメーカーとして優位に立っているデイズの販売者であるニッサン自身が問題提起すれば世間は「やっぱりニッサンはしっかりやっているな。それに比べて三菱は・・・・」っとなる。

ニッサンには政治家が多いとみえる。せめて今回の件が三菱の内部告発によるものだったらまだ救いもあったのにねぇ。あっ!でも今度はニッサンから損害賠償請求が来るか!・・・・・どうにもならんねぇ。

燃費競争に溺れた三菱がバカだった

将来的にガソリン車は新興国向け以外は廃れて無くなり近い将来先進国はハイブリッドやPHEV、エコディーゼルなどが主流になるだろうと言われている中三菱はPHEVで生きていく方向性が見えてきたのに

軽自動車のガソリンエンジンの燃費データ改ざんで倒産寸前になる

なんてバカなハナシなんでしょう。”できないものはできない!”って言えなかったんでしょうか。

せっかく”アウトランダーPHEV”なんて乗り方しだいではカタログデータの2倍近く走る素晴らしい車を作り出しているのに、カタログデータの6割しか実走行での燃費性能が出ない軽自動車のあまり意味の無いカタログデータを改ざんしてこういう窮地に追いやられる三菱自動車工業って・・・・・・なんとも哀れな感じがします。

image5EVやPHEV、4WD技術にランエボやパジェロなどのノウハウはこのままだと消し飛ぶかそれとも他社のモノになるのか?

ケチなガソリンエンジンの燃費データを改ざんしただけで以前のリコール隠し以上のダメージを被る事必定の三菱自動車工業は立ち直れるのか?

個人的には”全うなメーカー”として生き残ってほしいと願っていますが・・・・会社内に誰か”いい人”いないんでしょうか?

三菱だけがそんなに悪いのか?

燃費データを改ざんしてユーザーの期待を裏切り政府のお金をかすめ取った!っという意味では罪は重いですが”命”に関わる問題ではありませんでしたよね。

image6最近の自動車メーカーによるリコールで記憶に新しいのが”タカタ製エアバッグ問題”です。

各メーカー独自にユーザーに連絡しているようですが主にトヨタ車とホンダ車が多いようです。

実は不良エアバッグの回収がなかなか進まないため自動車の解体屋さんもリコール対象のエアバッグの回収に協力しているみたいです。そこで聞いた話ですが

”ホンダフィットのGD1とGD2のエアバッグがリコールかと思いきや最近はGD3も対称になってきた”

死人が出たらそれがリコール

タカタとホンダ共同で開発したエアバッグのインフレーター(鉄製の容器)の中にある火薬(固形の爆弾)が経年劣化で亀裂が生じて固形の爆弾の表面積が増える事により爆発力も増し、鉄製のインフレーターごと吹っ飛ぶ!

これが最近騒がれているエアバッグリコールの詳細です。

どうですか?恐ろしいですよね?実際に頭部にインフレーターの破片が突き刺さって死亡する事故が数件おきています。

さらに最近どこかの解体工場で異常破裂したインフレーターの破片が鉄製の天井に突き刺さる事件があって(死傷者は無し)解体業者に注意喚起がなされているようです。

私はそれらの話を聞いているうちに「異常破裂したエアバッグはGD3フィットだったのかな?」っと思いました。

メーカーはどうしてもリコール対象を少なくしたいですからね。今まで事故が起きているのがGD1GD2だったのでそれぞれリコールにしていたのに今度はGD3でも事故が起きた!そういうことなんでしょう。

今後も死傷者が出れば新たにリコール対象が増えることでしょう。問題は”次は誰が異常爆発の被害者になるのか?”っということですかね。

ちなみに三菱車のエアバッグのリコールは非常に少ないようです。販売台数も少ないですが元々”タカタ製エアバッグをそれほど採用していなかったのかもしれません。

いずれタカタ製エアバッグの欠陥が発覚した時期以前に製造された自動車に乗っている方は古くなればなるほど注意が必要だと思います。

そのようないつ”人が死ぬのか?”わからないような欠陥と比べたら、どうせカタログ通りの燃費なんて出ない軽のガソリンエンジンの”燃費改ざん”なんて・・・・大した事ないのでは?っと感じるのは私だけ?

ま、三菱のやり方はかなり”卑怯”だとは思いますけどね。

デリカスペースギア後期ディーゼルファンによる精一杯の”三菱擁護”でした。