“廃車”に費用は必要なし!費用は買取業者が払って当然!

昔は古い自動車を廃車にするにはお金がかかるものでした。しかし現代では自動車を処分する際に“費用”などかかりません。逆にお金がもらえます。そもそも処分するためのリサイクル料金を支払っていますしそれ以外にも“スクラップ”としての価値があるので軽自動車でも1万円程度で買ってもらえるのではないでしょうか。

それなのにクルマの買い替え時に古いクルマを「無料で引き取ります」とか「多少料金がかかりますが・・・・」なんて業者が言い出したらそこでクルマを買うこと自体ヤメといた方がいいです。そんな彼らはウソつきですからね(^^)

“解体屋”という存在

古い自動車やエンジン、またはスクラップをうず高く積んでいる業者っていますよね。通称“スクラップ屋”とか昔だと“ポンコツ屋”って言われているところですがそこで自動車を買い取ってもらえます。彼らはどうやって生業を立てているか?と言うと

  • 買い取ったクルマをエンジン、足回り、車体と大きくは3つに解体します。
  • 外国から来ているバイヤーに売れるエンジンは売ります。
  • 足回りは“鉄”として専門業者に売ります。
  • 車体も“スクラップ”として専門業者に売ります。

廃自動車に捨てるトコロは無い

粗大ゴミに見える廃車車両ですが実はお金にならないところは何一つありません。例えば

  • エンジンは外国のバイヤーに売れますし売れないエンジンも特別単価のスクラップになります。
  • ディーゼル・ガソリンとも“触媒”は高値で売れます。
  • タイヤが付いててもアルミホイールは“アルミ”として売れます。
  • タイヤの付いたスチールホイールも売れます。
  • エンジンや足回りの無い車体は“リサイクル法”の枠内で値段が付くので売れます。
  • クルマから出る“廃油”も買取業者がいます。

昔は“タイヤ付きスチールホイール”だけはお金を払って処分していたらしいのですが、現代は“タイヤ買取業者”のおかげで逆にお金をもらって処分することができるようになったそうです。

ですから何の魅力も無いような車でも概ね“3万円”程度の価値はあるようですね。

“日本から来たエンジン”というだけで価値がある

先ほど登場した“外国から来たバイヤー”ですが、彼らは解体屋などを回って輸出できるエンジンやクルマを探して買い取っています。彼らが言うには

「外国では自動車を50万キロ60万キロ以上使うし100万キロ越えの乗用車も珍しくない。だから外国のマーケットでは“日本から輸入した!”って言うだけで高値で売れるんだよ。

だって日本人って10万キロや20万キロくらいで自動車を捨てるでしょ?だから日本から来たエンジンは間違いなく走行距離の少ないいいエンジンなんだ」

例えば同じトヨタのハイラックストラックや1KZエンジンでもアメリカだとかオーストラリアだとかから持ってきたものは何十万キロ使われたのか?全く不明ですが

日本から来た車やエンジンは間違いなく20万キロ以下であることが多い!

だから中古でも日本から来たクルマやエンジンは海外で人気があるのだとか。そこでバイヤーたちは日本中をくまなく歩いて売れる車やエンジンを探しているわけです。

何でもかんでも売れるわけじゃない

バイヤーが欲しがる車がどういうものかと言うと“過去に大量に海外に出て行った車”です。例えば

  • ランドクルーザー
  • ハイラックス
  • ハイエース
  • パジェロ
  • カローラ

などが有名どころですね。他にもたくさんあるんですが面白いのはバイヤーに買われるエンジンの使い方!

例えばテラノのエンジンを買うバイヤーに「そのエンジンどうするんですか?」って聞いたら「海外ではハイラックスの1KZエンジンが高くなり過ぎているからハイラックスにこのテラノのエンジンを載せるんだよ」

だって!う~ん・・・外国では何でもアリなんだね。

解体屋も変わってきた

現在では解体屋も昔ほど儲からなくなったそうですが業態も変化してきてて

  • 細かくキレイに解体して部品を売る(販売店と提携)
  • 買い取ったクルマを修理・レストアして売る(オークション出品)
  • 自前で海外に販売拠点を作る

日本人もそうですが外国人のバイヤーの中にも日本に帰化してこのような業態で商売をしている人も多いようです。

昔ながらの解体屋は姿を消しつつあるようですね。とは言え廃車車両には限りなく価値があることはわかりました。だから“買取業者”ってあんなにたくさんいるんですね。

怪しい買取業者には注意せよ

外国人にしろ日本人にしろトラブルが多い業者もいるので注意が必要です。例えば

  • 値段を決めておいて引き取りに来たときに難癖つけて値切る
  • “永久抹消“しないので重量税還付がない上に翌年自動車税が来た。
  • 「お金は後で」と言いながらクルマを持ち去り以後連絡が途絶える
  • 高価なクルマなのにこっちが知らないことをいいことに二足三文で買う
  • 値段を決めておきながら引き取りに来たときに“運賃”を請求してくる

特にバイヤーによるエンジンや車の値段なんて我々には全く想像が付きませんから困ります。例えば昔の2Lエンジンのハイラックスのダブルキャビンなんか未だに

50万円をくだらないそうです。

更に1KZエンジンだと事故車でも100万円越え!

ねッ?想像以上でしょ?

あなたのクルマの価値は・・・

一般にジープタイプ・ピックアップトラック・1BOX・などには一定の価値があります。普通の乗用車にも車種は限定されますがそれなりに価値はあります。

価値がなさそうでも3万円程度の価値はあります。

ですからクルマを処分するときに“お金を支払う”必要性は全く無いんですね。もし「処分料として・・・・・」と、お金を請求されたらこっちから断りましょうね。

ネットの査定を使ってみる

まぁその辺の怪しい連中よりもこと“廃車”に関してはネットの方が確実なような気がします。

“古くても事故車でも”って謳っているところは外国人との付き合いもあるのでしょうね。

「こんなの誰も欲しがるわけ無いじゃないか・・・・」

って思う無かれ!時々ビックリするような値が付くこともあるのが外人相手の商売です。試してみたら?